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ウサバルバ ウサバルバとはバルバ類に属する種族のひとつ。 概要 ウサバルバはウサギの姿をした異形のバルバ。 一匹辺りが大きな子供程度の大きさ。だが、ウサギだけに動きがすばやく、集団で襲い掛かってくる。 吊り上がった目、裂ける様に大きな口、異常に発達した歯と爪とウサギらしいかわいい要素は皆無らしい。 知能はあまり高くない。 登場シナリオ アクエリオ編シナリオ“たまごでぴょん?” 関連項目 バルバ類 生態系
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ハルヒ専用の新装備。その名の通り、バニーガールが頭につけるウサギの耳を模したカチューシャ。 これを装備することで萌えパワーでも上がったのか、戦闘開始前(恐らく雑魚戦闘限定)に敵全体を30%の確率で魅了状態に出来、俊敏性が上昇する。 ただしオート魅了効果は確率的にあまり成功しない(動画内でも最新話の時点で2回成功したのみ)ので気休め程度と考えた方が無難そうだ。 俊敏性が上昇するのはウサギのイメージからか。 元々は原作のSOS団結成直後と文化祭ライブにハルヒがバニーガール姿でビラ配りをしたのが元。 ちなみに、前者ではみくるもこの服装の色違いを無理矢理着せられていた。 (というか、着た回数はハルヒよりずっと多い) 普通バニーの格好をする時は身体にもレオタードやらタイツやらを着用するのが通例だが、 RPG内ではどうも身体は制服のままで頭にウサ耳だけをつけてるような印象を受ける。 「そもそもバニーさんに魅了効果があるのは、耳じゃなくて身体のキワドイ格好のほうだ」とかいうツッコミは野暮というものだろうか。 ちなみにうどんげやてゐは本物のウサギ(の妖怪)であるが、うどんげのウサ耳は飾り(付け耳)である。(*1)ただしてゐのは本物。 恐らく月のウサギ妖怪であるうどんげと地上のウサギ妖怪であるてゐの違いだと思われる。 __ /. .\. /. / .、 _ ,..-‐‐-... _ /. /ヽ .\ `7´ ̄ ` ' ‐-... _ ,/. /_/\ .\ /. /. /``丶、 ¬ /. /7. / ̄ ¨¨ '' < x<{ ー---一'′. 〈_/. / /. /. /ニ=- .... _ \ ヽ \. { / /. /. ‐-〃 .`丶、| Vニニ、. ∨/. /. /. 厶{ /. 〃 i ヽ i| ト、_{ / /. i { 〃. 心{ ト、 |ト、 } リ |_》ヽ{\ {/ 〃 ∧ { Vツ \| \灯刈/. /「Ⅵ_;\ハ 人 l{ { トゝ , 上ツノ. / |_| |_,ノ | ヽ∧ \i{ .、 、 〃. / } } i | ノ ) \N{ V\____ ,.イ ∠ノ ノ 川/ )ヘハ 《|_/ 〉' / ̄`丶、/ _{三≧==vイ/ ー- _ / ゝく∧三ノ ヽ / /⌒ . _ / | { { 厶 -‐< /  ̄; |. '. У 〃 } .\_{ i | ,∠. _ { 〉 |. l { `ヽ ノ { | l 、 ト | | _ l `ト-r ´ | , '""ヽY´ i`¬ l ニ=ゝ、_ { }! | l 、 /. / 厂 > く K´ ̄ >‐┘ l \ /. / ヽ{ \ { ヽ ヽ i \ V孑ク ' } | ヽ ー- ,ニ⊃ '. l\ . ; } ̄ '. l ヽ、 ∨ ; ト、 }> . ._ } | 》, }∧ 〃  ̄| | { `¨¨¨ {∥ | |
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02 ウサテイ アレンジ:myu314・ビートまりお うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)×宇宙の法則 おい、花映塚対戦しねぇ? 花映塚。 おぉ、いいよ。 俺、俺すげー強えーけど。 言っとくけど。 俺すげー強えーよ。 だって、俺の知り合いにあの、 日本で五番目に強え先輩いるもん。 先輩! 花映塚!五番目に強い先輩いるもん! いいよ。やろ。 なに、なに賭ける? 金!? お…うん… あ、いい?いいよ。飯。いいよ!飯! おぉ。じゃあラーメン大で。 細切れチャーシュー、増し増し。 増し増しだー!増し増しだー!! ふ、ふふww俺自重wwww 俺自重しろwwwwww あ、いい?あ、じゃあ俺てゐ使うわ。てゐ。おう。 お前てゐ使うなよ。俺てゐ使うんだよ。 だ、ちょ、お前てゐ使うなって! お前⑨(チルノ)使っとけよ!お前⑨(チルノ)好きだろ! だからてゐ使うなって!おい!おい!!てゐ!! ってゐ使うなってーーー!!!! てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・) てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・) てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・) てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・) てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・)てゐ(・x・)×宇宙の法則 (いたずらウサギ 悪乗りウサギ 腹黒ウサギ 幸せウサギだ) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)×宇宙の法則 デュクシ!デュクシデュクシ! おいいきなりチャージショット やめろよ デュクシ!フハハ デュクシ!おふぅ アレ? あれ?な… お おい、あれ? な、コントローラー利いてねぇ?おま利いてる? 俺たぶんこれ ほらっ また当たったもんほらっ、コントローラー当たったもんホラッ だってホラッホラッ、ホラッ、いい? 押してみ?ちゃんと 利いてないっしょ?ほんとほんとほんとだって! ほらまた当たった コントローラーのせいだって ほんとっ…もういいよ… 帰れよ!お前よー! さわんな、さわんなよ!さわんな!帰れって! うっせぇ!うっせぇ!ばーか! (いたずらウサギ 悪乗りウサギ 腹黒ウサギ 幸せウサギだ) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・) うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)うさ(・x・)×宇宙の法則
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このページはこちらに移転しました ウサ耳少女伝説 作詞/☆ 私はウサギちゃん ひょっこらぴょんぴょん ひょっこらぴょんぴょん 絵本が大好き ひょっこらぴょんぴょん ひょっこらぴょんぴょん 私はウサギよ ウサギちゃん 世界のみんなが 幸せになるように夢を 見ているの そうよ ココロはダブルピース ぴょんぴょんぴょんぴょん平壌 世界を救える魔法 ぴょんぴょんぴょんぴょん平壌 ウサ耳が西を向くわ~☆
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ヒナコダマウサギ Prionovolva aenigma 秋の浜 -15m
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作詞:こんにちは谷田さん 作曲:こんにちは谷田さん 編曲:こんにちは谷田さん 唄:初音ミク 翻譯:狩野Kano 墜落的兔子與沈默旁觀者的手記 曖昧的她自殺了、以勻加速運動墜落著 說了「為了避免弄臟我就先走一步了哦」 拜拜 曖昧的她自殺了、似是悲傷地笑著 為了寬赦無知的大人們的愚蠢 從湊齊的鞋底所窺視到的世界 映照出的只有空空如也的容器* 她於夢中、嘲笑了骯臟的世界 誰都未察覺到輕掠而過的腳步 漸漸地看不到明天、哪怕昨日被生生撕裂 也要以過分的溫柔、去予以寬赦 曖昧的她自殺了 試圖忘卻一切 於無知的城市角落中令赤色的花朵綻放 以污穢的雙眼看到的是相反的世界 墜落於空中並枕著混凝土陷入沈睡 她於夢中、嘲笑了骯臟的世界 哪怕淪落為記號也聽不到聲音 教室的窗邊、若是溶於藍到過分的天空之中 記憶便逐漸淡卻、想不起來啊 她於夢中、嘲笑了骯臟的世界 誰都未察覺到輕掠而過的腳步 漸漸地看不到明天、哪怕昨日被生生撕裂 也要以過分的溫柔、去予以寬赦 注:容れ物也可指棺材。
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とある小さな公園にて。 「うわーん、やめてよじん君!耳が取れちゃうよー!」 ちょっと意地悪そうな男の子が、ぬいぐるみっぽい何かの耳を引っ張っていた。 その名はウサコッツ。可愛らしい見かけは世を欺く卑劣な策略。本性は邪悪なる悪の手先・フロシャイムの一員だ。 しかし彼は悲しいかな、子供に危害は加えることが出来ないように設計されて造られているのだ。子供の誘拐が主な 任務であるが故、人質にした子供に万一のことがあってはならないからである。 そんな彼の元に、救世主は現れた。 「こら、よしなさい。弱い者いじめなんてしちゃダメでしょ?」 まだ幼さを残す声。そこにいたのは、妖精のように可憐な一人の少女だった。 ―――いささか緊迫感に欠ける、ウサギと少女の馴れ初めであった。 天体戦士サンレッド ~友情秘話!?ウサギと少女と真っ赤なヒーロー 「じん君はいじめっ子でねー。いっつもぼくやぼくの友達をいじめるんだ。ひっどいよねー」 フロシャイム川崎支部所属・ウサギのぬいぐるみ型怪人ウサコッツはプリプリ怒りながら少女に熱弁を振るう。 「政治家もさ、こういうところから考えていかないとダメだと思うんだ。郵政民営化とか定額給付金もいいけどさ。 そう思うでしょ、えっと…」 「テレサ・テスタロッサよ。テッサでいいわ」 「へー、テッサちゃんかー。外国人だね、かっこいい!あ、ぼくはウサコッツだよ」 「ふふ、可愛いお名前ね、ウサちゃん」 「もー、バカにして!ぼくはぜんぜん可愛くなんてないよっ!」 ぶんぶん腕を振り回す姿は、どこをどう見ても可愛かった。少女―――テッサの胸をズキューンと貫くくらいに。 「でもテッサちゃん、初めて見る顔だよね。どっか遠い所に住んでるの?」 「え?そ、そうね。遠いと言えば遠いかしら…」 「じゃあ、今日はお休みだから遊びに来たとか?」 「ええ…気分転換に、ちょっと遠出してみようかなって。ウサちゃんは近くに住んでるの?」 「うん。この近くにアジトがあるんだ。世界征服を企む悪の組織・フロシャイム。ぼくはその一員なの!」 「世界征服…悪の組織…!?その一員って…どんな悪いことをしてるの?」 テッサは息を呑んで居住いを正し、目つきを少し鋭くした。 ―――知ってる人は知っていようが、彼女はとある<正義の組織>において、重要な地位にいる。 眼前にいるのが如何に見かけはファンシーなぬいぐるみでも、本当に悪事に手を染めているのならば、決して容赦は しない。彼女の立場と責任感が、悪を見逃すことなど許しはしないのだ。 「えーっとねえ…空き缶入れに、使い古しのフライパンを捨てようとしたことがあるよ!それから、人ん家の蛇口の 元栓を固く締めちゃったこともあるかな」 「…………」 「あ、そうだ!後輩のアントキラーっていうアリジゴク怪人は停めてあった自転車を勝手に持っていったし、ギョウ って奴はね、合コンで失敗した腹いせに自転車を蹴り飛ばしてお巡りさんに注意されたくらいの悪党だよ!」 「…………」 テッサは思いっきり脱力した。確かにどれもこれも悪事には違いないが、<悪の組織>がやるレベルではない。街に よくいる<素行不良のおにーちゃん>レベルだ。 「そうだ!忘れちゃいけない!ヒーローの抹殺だって企んでるんだよ!」 「ヒーロー…?」 「そう。天体戦士サンレッドって奴でね―――」 「お?なんだなんだ、ヴァンプのとこのウサ公じゃねーか。女の子なんか連れちゃって、生意気にデートか?」 噂をすればなんとやら―――溝ノ口発の真っ赤なヒーロー・サンレッドの登場である。 「あ!あいつだよ、テッサちゃん!あいつがサンレッド!」 「あれが…」 テッサはマジマジとその姿を見つめる。頭部はなるほど、ヒーローらしく真っ赤なヘルメットを被っているが、他は <アニメ第二期決定>と文字の入ったTシャツに半ズボン、サンダル履きというだらしない格好だ。 テッサの中の<正義のヒーロー像>が、ガラガラと崩れていくには十分過ぎる。そんな彼女を尻目に、ウサコッツは レッドに駆け寄り、飛び掛る。 「レッド、今日こそぶっ殺すよー!」 拳から飛び出した鋭利な爪―――ウサコッツ必殺のデーモンクロー。鋼鉄さえも易々と断ち切る爪はしかし届かず、 ウサコッツは耳を捕まれて宙釣りにされた。 「お前な…毎回毎回、やめろって。そろそろ無駄だって悟れよ…」 「うっうるさいやい!レッドのバーカ!甲斐性なし!ヒモ!かよ子さんに捨てられちゃえ!」 「…………」 レッドは無言でウサコッツをぶん回す。ウサコッツは世にも哀れな悲鳴を上げた。 「ちょ、ちょっと!やりすぎですよ、あなた!」 「あん?何だよ、えーっと…」 「テッサです。それよりウサちゃんを離してあげてください!そこまですることないでしょう!」 「…命狙われたんだけど、俺…」 毒気を抜かれつつ、レッドはウサコッツを離した。グルグル目を回しながらも、ウサコッツはどうにか立ち上がる。 「うう…綿がひっくり返るかと思ったよ…」 「自業自得だろうが…全く」 やれやれとばかりに鼻を鳴らすレッド。テッサはウサコッツを介抱しつつ、レッドに尋ねた。 「えっと…レッドさん?あなたの目から見て、フロシャイムとはどういう組織ですか?」 「あー?どういうって…失格だよ失格!悪の組織として!」 レッドはぶっきらぼうに言い放つ。 「近所付き合いは欠かさない。ペットボトルは洗って捨てる。秋の味覚はお裾分けしてくれるわ、世のため人のため になることはするわ―――もう悪の組織よりボランティアクラブでもやってろっての!こんなんじゃ世界征服なんざ 百年経ってもできねーよ!」 「でも、あなたの命を狙ってるんですよね?」 「そうは言うけどな、こいつら<Tシャツ>の俺にいつもボロ負けしてんだぞ?バトルスーツ着せることもできねー んだぞ?はっきり言うけどダメダメだよ!何が何でも俺を殺したいって<熱意>がさっぱり感じられねーんだよ!」 少しは自覚もあったのだろう、ウサコッツは項垂れてションボリしている。レッドも多少は気が咎めたのか、バツが 悪そうに顔を背けた。 「わりーけど、本音だよ…えっと、フグ刺しちゃんだっけ?」 「テッサです」 「…あんたからも忠告しといてやれよ。悪の組織なんてやめろって。それじゃあな」 レッドは公園から去っていく。あとには春には似つかわしくない寒々しい風と、立ち尽す一人と一匹が残された。 「ねえ…ウサちゃん。あの赤い人の言う通りだわ。あなた、悪の組織なんてやめなさい」 テッサは真摯な面持ちで語った。 「あなたに悪党なんて、どう考えても向いてません。もっと自分に合った生き方が、きっとあるはずです」 「テッサちゃん…」 「小学生にいじめられて、悪事もロクにしない。相手にしてくれるのは、正義のヒーローとは名ばかりのチンピ… コホン、ちょっとガラの悪い赤い人だけ。そんなんじゃ、世界征服なんて夢のまた夢じゃない。いえ、そもそもがそんな 恐ろしいことを夢見ちゃいけません」 「…………」 ウサコッツは、黙ってそれを聞いていた。 「私もできることなら協力するから。ウサちゃんには悪の道よりも、陽の当たる世界で生きてほしいの…」 「…ありがとう、テッサちゃん。心配してくれて」 でも、それはダメだよ。ウサコッツは迷いも屈託もなく答えた。 「ぼくはこれでも極悪非道の怪人なんだ。今さらまっとうな生き方なんてできないよ」 「ウサちゃん…あなたは裏の世界の本当の恐ろしさを知りません。さっきの赤い人みたいな、敵対しつつも適度に 馴れ合って手加減してくれるような正義の味方ばかりじゃないわ。圧倒的な兵力と科学力を以て容赦なく悪を挫く… そんな正義の組織に目を付けられたら、どうするの?工作員を送り込まれ、組織は壊滅。あなただって無事では…」 「望むところだよ!」 ウサコッツは夢と希望に満ちた笑顔(彼には表情というものはないが、テッサにはそう見えた)を浮かべる。 「ぼくは立派な悪の化身としてフロシャイムを盛り立てていくんだ。正義の組織が工作員を送り込んでくるんなら、 大歓迎だよ。そんくらいの方が<ハク>が付くじゃん!逆に返り討ちにしてやろうってもんだよ!」 「…………」 「うわー、何だかその気になってきちゃった!早く来ないかなー、正義の工作員!楽しみだな~!」 「…そうね」 テッサは、少し寂しげにウサコッツに笑いかける。 「来てくれるといいですね、正義の組織からの工作員」 それはまるで、無邪気にサンタを信じる子供と、そんなものはいないと理解してしまった大人のようだった。 「あ、もうこんな時間だ。ぼく、そろそろ帰らなきゃ」 「あら、ほんと…随分話し込んじゃいましたね」 ウサコッツはすたすた公園の出口へと駆けていき、そこで名残惜しそうに振り返った。 「ねえ、テッサちゃん。また会えるかな?」 「そうね…またお休みが取れたら、きっとここに来るわ」 「うん、きっとだよ!じゃーね、テッサちゃん!バイバイ!」 手をふりふり、ウサコッツは夕暮れの道をポテポテと歩いていく。その姿が消えるまで、テッサも手を振り返していた。 「…ふう」 そして溜息とともに、テッサは携帯電話を取り出した。彼女だって携帯電話は持ってますよ…一般のものとは比較に ならないほど高性能の携帯電話をね…。 テッサはそれを握り締めて、しばし逡巡する。脳裏を駆け巡るのは<職権乱用><本末転倒><公私混同>といった 四字熟語の羅列。そして、ウサコッツの笑顔だった。 (ぼくは立派な悪の化身としてフロシャイムを盛り立てていくんだ。正義の組織が工作員を送り込んでくるんなら、 大歓迎だよ。そんくらいの方が<ハク>が付くじゃん!逆に返り討ちにしてやろうってもんだよ!) 「…くっ!」 そうは言っても、どう考えても彼女の所属する<組織>が、フロシャイムへの派兵を認めるとは思えない。それ以前 に、鼻にも引っかけない可能性の方が高いだろう。 <組織>はヒーローごっこをやっているわけではない。もっと対処すべき巨悪は、たくさんあるのだ。 そんなこと、テッサは分かりすぎるくらいに分かっている―――それでも。 それでも、ウサコッツの笑顔を心の中から消すことはできなかった。 今から自分の為そうとしていることが、恐ろしい程の背信行為であることも理解している。 普段の彼女なら思い浮かべることすらない、悪徳。 絶対に選ぶはずのない、裏切り。 ―――ある意味で、彼女は完膚なきまでに敗れ去っていたのだ。ウサコッツの、桁外れの愛くるしさの前に。 震える指でボタンを押した。程無くして、繋がる。 「…サガラさんですか?」 「!た…大佐殿!?一体どうしたのですか!大佐殿が自ら連絡してくるなど…」 「単刀直入に言います。相良宗介軍曹―――あなたに、ある任務に就いてもらいたいのです…」 「任務…ですか?」 「はい。実は私、偶然ですがある悪の組織と接触したんです」 「な!?ま、まさか拉致監禁された挙句、過酷な拷問を…!?」 「されてません!…何と言いましょうか、彼らは巧妙に偽装し、世間的にはまるで単なる慈善団体であるかのように 振る舞っているのです。しかし…私は彼らの中に、恐るべき<悪>の匂いを嗅ぎ取りました」 「悪の匂いを…!」 電話越しでも、彼の戦慄が伝わってくる。テッサはあまりの罪悪感に頭痛と眩暈がしてきた。 「しかし、現時点ではあくまでも<匂い>だけなんです。彼らは完璧な工作によって、証拠は一切残していません… これでは<ミスリル>としても動きようがないのです」 「くっ…バカな!確かな悪がそこにありながら、身動きが取れないと仰るのですか!?」 「その通りです―――そこでサガラさん。あなたにその組織に潜入してもらいたいのです」 「潜入…即ち、<ミスリル>が動くに足るだけの証拠を押さえてくればよいのですね。了解しました。必ずや大佐殿 の期待に応えてみせます!」 その声は真剣そのものだ。テッサは自身への嫌悪感で腹痛と吐き気を覚えた。 「あ…あの、あくまでも私の予感でしかないのですし、あなたにも本来の任務があることですし、そこまで気負って もらわずとも…本当に、任務というよりは私の個人的なお願いくらいに考えて、空き時間を利用してのちょっとした 様子見程度でいいので…」 「いいえ!やるからには誠心誠意、決死の覚悟で任に当たらせていただきます!」 「…あ…ありがとう…では、詳細は後ほど…」 テッサは電話を切り、深く、ふかーーーく溜息をついた。自分は悪魔に魂を売ってしまったのだ…。しかもこれだけ の悪徳を為したところで、これが本当にウサコッツのためになるのかどうかさえ分からない。今考えると、もっと他に いい方法はなかったものかと思える。 だが…もう、自分はやってしまったのだ。改めて己の罪の重さを自覚し、少女は泣いた。 断っておくが、本来のテッサは間違ってもこのような愚行に手を染めるような人物ではない―――だが。 そんな彼女から判断力と冷静さとモラルを完全に失わせて、こんなことをやらせてしまうのがウサコッツ自身ですら 気付いていない、恐るべき能力…。即ち―――<可愛いは正義>である! ―――そして、別の日。 「へー。この公園でそんなことがあったんだ」 「うん。とってもいい子だったんだよ」 「ソイツ スキ」 ウサコッツはアニマルソルジャーの面々と共に、公園を訪れていた。そこに。 「こんにちは、ウサちゃん」 「あ…こんにちは、テッサちゃん!」 三つ編みにした髪を風に靡かせ、ウサコッツ達に向けて笑いかけるテッサの元に、アニソルの面々が駆け寄る。 「この子?こないだここで会ったのって」 「そーだよ、ねこ君。テッサちゃんだよ」 「はじめまして。皆、ウサちゃんのお友達?」 「うん。デビルねこにPちゃん、それにヘルウルフだよ」 「よろしくね!」 「オマエ スキ」 無口なPちゃんは何も喋らないが、翼をパタパタさせて挨拶する。 「ふふ、皆よろしく…ところでね、ウサちゃん。ちょっとお願いがあるの。聞いてくれる?」 「お願い?」 「実はね。あなた達の組織に入りたいって子を紹介したいんだけど…」 「え!ホントに!?」 「すごいや、ウサちゃん!ねえねえ、どんな子なの?」 はしゃぎ回る可愛い奴らに頬を緩めつつ、テッサは公園の茂みに向けて声をかけた。 「出ておいで、ボン太くん!」 「ふもっふー!」 草むらから飛び出したモフモフした謎のナマモノは、元気よく鳴き声をあげて愛想を振りまくのであった。 ―――天体戦士サンレッド。 これは神奈川県川崎市で繰り広げられる、善と悪の壮絶な闘いの物語である!
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『ペナントレース簡単優勝』 設定はダイジェスト CPUの強さは最弱、弱い、普通、のどれか 使用球は低反発ボールがお勧め。 守備設定 プレイしない これで進めて行くと簡単に優勝できます。 ちなみにトロフィーの ゴールド ペナントレース優勝 ペナントレースモードでスキップなしで日本チャンピオンになる も頑張れば獲得できます。
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ウサギのナミダ・番外編 黒兎と塔の騎士 中編 □ ランティスの瞬発力に、俺は目を見張る。 一瞬とはいえ、ティアが反応できていなかった。 初撃はからくもかわしたが、油断はできない。 あの瞬発力を持ってすれば、たとえティアの高速機動を持ってしても、打ち込むチャンスは何度も作れるだろう。 ランティスは今、油断なく構えている。隙は見えない。 俺からティアへの指示はない。今はまだ。 ゲームは始まったばかりなのだ。 ◆ 一方、鳴滝もまた、ティアの機動力に舌を巻いていた。 ランティスの踏み込みをかわした神姫はそういない。あのクイーン・雪華でさえ、ランティスの攻撃を捌くのがやっとだったのだ。 「あれをかわすか……」 『我が女王が推挙するだけのことはある、ということでしょう』 ランティスの言葉に、鳴滝は頷き、そして笑みを浮かべた。 そう、こういう相手を求めていた。 ランティスと同じ土俵で戦ってなお、互角に戦える好敵手。 鳴滝はディスプレイに目を移す。 構えているランティス。 対してティアは、腰を落とした体勢から加速しようとしていた。 ■ わたしはランドスピナーをフル回転させ、一瞬にして加速する。 塔の壁の輪郭が崩れ、流れていく。 わたしはトップスピードに乗り、ランティスさんの周囲を走り回る。 ランティスさんは動かない。 わたしの動きにあわせ、身体の向きを変えるだけ。 わたしは、ランティスさんの左右に飛び違うように走ったり、大きくジグザグに走ったりして揺さぶりをかける。 やりにくい。 塔の最下層は、ただ何もない円形の平面だ。 廃墟ステージと違って、身を隠す場所もウォールライドできる壁もない。 だから、自分の走りだけで、ランティスさんに隙を作らなければならない。 だけど、ランティスさんに油断はない。 常にわたしに意識を集中している。 この状況で、相手に隙を作るのは、とても難しい。 わたしはさらに加速する。 とにかく動き、ランティスさんの背後をとろうと揺さぶりをかける。 その速度は彼女が振り向くよりも速くなる。 「くっ……」 そしてついに、ランティスさんがわたしの動きを追いきれなくなる。 今! 彼女はまだ、肩越しにわたしを見ているだけ。 振り向きはじめたばかり。 わたしはランティスさんに向けてダッシュする。 右手のコンバットナイフを閃かす。 でもさすが、近接格闘最強の神姫。 振り向きざまの籠手で、わたしのナイフを受け止めた。 さらにわたしの機動。 さっきのお返しとばかり、ナイフを振った勢いを殺さず、そのまま身体を回転させる。 右足を振り上げ、回し蹴り。 「くうぅっ!」 わたしのレッグパーツがランティスさんを襲う。 でも、ランティスさんは、両腕の手甲を揃えて構え、わたしの蹴りを受けた。 いくらライトアーマー並とはいえ、レッグパーツは神姫の通常素体以上のパワーがある。 受けたランティスさんは後ろに大きく弾かれた。 □ だが、ランティスの弾かれ方は、俺の想定と明らかに違っていた。 ランティスは予想よりも大きく後方に弾かれている。 衝撃を吸収するために、自ら後方に跳んだのか。 その証拠に、ランティスは体勢を崩さず着地した。 すぐに両腕をおろすと、構えをとり、臨戦態勢を整える。 ダメージは見られない。 さすがは近接格闘戦で秋葉原最強クラスというだけのことはある。 それにしても。 ランティスの動きは不思議だ。 ランティスはサイフォス・タイプをベースにしたカスタム機であることは疑いない。 サイフォスは確かに近接戦闘が得意な神姫だが、ソードやランスで戦うのが一般的だ。 徒手空拳で戦うサイフォスなんて、聞いたこともない。 それに、先ほど見せたランティスの踏み込みは、普通のサイフォス・タイプの機動と明らかに違っている。 どちらかといえば、ランティスの動きはキックボクシングのように見えた。 いまもまた、構えるその姿は立ち技を得意とした格闘家のようだ。 「なるほど……だから、ナイト・オブ・グラップル……格闘騎士というわけか」 俺は思わずつぶやいていた。 ◆ 「なんていうか……地味な戦いだなあ」 安藤が何気なくつぶやいたその言葉に、涼子は額を押さえてため息を付いた。 「これだから素人は……」 「なんだよ」 「ランティスの動きは、標準のサイフォス・タイプの動きじゃないわ。ということは、マスターが神姫に教え込ませた技ってこと。それをあそこまで練り上げているなんて、どれほどの修練だったのか……想像を絶するわ」 涼子は合気道をたしなむ武道家である。 だからこそ、ランティスの動きが尋常でないことが分かる。 それに、涼子の神姫・涼姫は、オリジナル装備を使う。だから、技の修練については人一倍思うところがあるのだった。 ティアとランティスのバトルは、弾丸やレーザーが飛び交うバトルに比べれば、確かに派手さにはかけるだろう。 だが、あの至近距離での攻防は、まるで薄氷を踏むがごとき緊張感と危うさをはらんでいる。 「しかも、まだ両マスターとも、指示らしい指示は出していない……神姫が思うままに戦ってるってことは、純粋に、練り上げた技同士の応酬ってことだわ」 「はあ……」 安藤はアルトレーネ・タイプのマスターで、現在自分のバトルスタイルを見つけようと研究中である。 涼子ほどにはまだ、バトルロンドを見る経験を積んではいない。 だから、このシンプルな戦いを、なぜ涼子たちが真剣に観戦しているのか、わからないのだ。 「安藤くん。このバトルはしっかり見て。きっとティアがすごいってことがわかるはずだから」 美緒にそう言われてしまっては、大人しく観戦するほかない。 自分たちの窮地を救ってくれた男はどんなバトルをするのか? それにはとても興味がある。 安藤が大型ディスプレイに視線を戻す。 「えっ……?」 画面の中。 ランティスが構えていた両腕を降ろすところだった。 腕の力を抜き、だらりと下げる。 顎を引き、肩幅に両脚を開いたまま、直立している。 そして、ランティスは目を閉じた。 「心眼……?」 「そんなこと、できるわけないでしょ!?」 安藤の言葉を即座に打ち消したのは涼子だった。 目を閉じ、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませる、という手法は確かにある。 しかし、実戦において視覚を閉ざすということは、自らハンデを背負うことに他ならない。 「武道の達人だって、戦闘中に目を閉じてガードを解くなんて真似……できるはずない」 そもそも、神姫が感覚や勘に頼ってバトルするということが、涼子には納得が行かない。 ならばなぜ、ランティスは目を閉じた? ティアは動かない。 ランティスは明らかに、ティアを迎え撃とうとしている。 あえて隙を作って誘っているのだろうか。 ギャラリーもざわめく中、状況はしばし膠着していた。 ■ わたしには、ランティスさんの意図が読めなかった。 構えを解き、目を閉ざすなんて。 自ら不利な状況に追い込んでいるだけなのではないか。 だけど、油断はできない。 動かないランティスさんを前に、わたしも動けずにいる。 わたしのAIがマスターの言葉を反芻する。 『いつも考えながら戦え』 わたしは考える。 彼女は今まで出会ったどんな神姫とも違っている。 ランティスさんの今の状態は「隙」ではない。 おそらくは、「誘い」であり、「待ち」の状態。 わたしの動きに対応しようとしている、と思われる。 つまり、わたしの出方次第。 なおさら迂闊には動けない。 だけど、このままでは二人とも動けずに終わってしまう。 やはり、銃火器を装備するべきだったんじゃ……。 そう思いながら、手にしたナイフを見る。 ここぞという時に、わたしの力になってくれた武器は、ナイフだった。 初勝利の時も、雪華さんとの対戦でも。 だから、銃火器がないことに納得は行かないけど、弱音は吐かない。 きっとマスターには考えあってのことだから。 ナイフでできることを考えて……わたしはつぶやいた。 「……マスター」 『なんだ?』 「正攻法で行きますけど……いいですか?」 『それでいい』 「はい!」 マスターが同じ考えでいてくれたことに嬉しくなる。 わたしは腰を低くして、再び全力で走り出す。 ◆ ティアは先ほどと同様、ランティスのまわりを縦横無尽に走り抜ける。 その動きは鋭さを増しているが、ランティスは微動だにしない。 表情さえもかわらない。 ティアはフェイントを混ぜ、左右に飛びちがい、ランティスを混乱させて隙を作ろうと動き回る。 だが動かない。 ランティスは彫像のように動かないままだ。 静と動の膠着。 それを破ったのはティアだ。 左から右へ、流れていくかと思った瞬間、一瞬にして方向を変える。 ティアならば刹那で届く距離。 ランティスのほぼ真後ろから、コンバットナイフを振り上げる。 そして、一歩。 跳ねるように刹那の距離を駆け、銀色の刃が閃めいた。 その刹那をついて、ランティスが動く。 振り向きざまに、右拳を振り上げつつ、バックナックル。 それは頭上へと伸び、ティアのナイフを根本から引っかけて、跳ね上げる。 しかし、ティアも止まらない。 腕ごと上体を跳ね上げられながらも、身体の勢いを利用して、右膝蹴りを送り込む。 ランティスは身体を回転させ、左の手でティアの膝を捌いた。 一瞬、空中で無防備になる。 ランティスの回転は止まらない。 膝を畳んでミドルに構えた脚を振るう。 狙いは、ティアのわき腹。 「あぐっ!」 バニーガール型神姫の小さな悲鳴。 意に関せず、彼女は動く。 畳んでいた膝を鋭い動きで伸ばす。 脚に乗っていたティアの身体を、思い切り弾き飛ばした。 「うああああぁっ!!」 ティアの身体は、宙を舞って地面に激突、横転する。 しかし、三回転もすると、回転力を起きあがる力に変え、あっという間に前屈みの姿勢で立ち上がった。 再びランティスと対峙する。 ランティスはゆっくりと構えをとりながら、冷たい目でティアを見据えていた。 ◆ 「なんで……ランティスは何であんな正確に、ティアの攻撃を捉えられるの!?」 涼子は驚愕していた。 あのティアの動きを、聴覚と勘で捉えるなんて、達人でも不可能だ。 だが、優しげで、いっそ暢気な口調が、彼女にあっさりと答えをもたらす。 「ああ……ランティスは聴覚でティアの動きを測定していたのですよ」 「高村さん……測定、ですか?」 「蓼科さん、でしたか……そう、彼女は視覚を閉ざした、のではなく、聴覚を最大限に利用して、ティアの動きを捉えようとしたのです。 つまり、ソナーです」 「ソナー……ですか?」 狐に摘まれたような顔の涼子に、高村は頷いた。 「ネット上で公開されている、武装神姫の運用プログラムには、耳をパッシブソナーのように運用するためのプログラムがあります。それを使ったのです。 さらに、電子頭脳の働きを聴覚に集中するために、視覚を閉ざして、十分なリソースを確保したのです。 もちろん、ランティスのように、ソナー化した聴覚に連動した動きをさせるには、熟練というデータの蓄積が必要ですけど」 フル装備の武装神姫であれば、わざわざそんな技を使うまでもない。 ソナーを装備すれば、素体の耳よりもよほど正確な測定結果が得られるし、装備の動作も簡単に連動させられる。 レーダーを積めば、全方位の視界を得ることも可能だ。 だから、ランティスのような素体運用は異端だし、まわりくどいやり方だった。 雪華は言う。 「マスター蓼科、神姫は人ではありません。人には不可能と思えることでも、神姫には工夫次第で可能となるのです。 人の常識にとらわれてはいけません。柔軟な思考こそが新たな可能性を切り開くのです」 涼子は改めて、大型ディスプレイに目を移す。 今バトルをしている二人の神姫は、そうした工夫を重ね、新たな可能性を突き詰めた神姫たちだ。 その結果、特別な装備がなくても、フル装備の武装神姫と渡り合える。 それは涼子が神姫マスターとして目指す境地であった。 ◆ 苦しそうに身体を折り曲げていたティアが、なんとか立ち上がる。 その様子を、ランティスは冷たい視線で見つめていた。 「所詮、貴様もその程度か……」 たとえクイーンの推挙であったとしても。 結局はこの塔で自分にかなう神姫などいないのだ。 「わたしは師匠の夢を託されている。その想いを背負って戦っている。 貴様のように、身体を売り、快楽を求めた神姫なぞに、負けるはずもない」 対峙するティアは、ひどく悲しそうな顔をしていた。 何が悲しい。 身体を売ることをよしとした、汚れた神姫のくせに。 走り回ることしか能のない神姫のくせに。 いや、彼女に限らない。 わたしと対戦する神姫は皆、ティアと変わらない。 ランティスの装備を見ては侮り、安易な武装で挑んでくる。 高火力によるエリア攻撃、高高度からのレーザー攻撃、手数とパワーに頼った格闘戦……。 うんざりだ。 どいつもこいつも、武装にばかり頼った、惰弱な神姫だ。 マスターとの絆を技に変えて挑んでくる神姫などいない。 ただ一人、『アーンヴァル・クイーン』雪華を除いては。 だからこそランティスは、雪華を敬愛する。 しかし、雪華は言う。 ランティスのバトルは卑しい、と。 そして、ティアの戦いこそ、自分が学ぶべきものだと。 だが、結局はこの程度。 塔の中では自分にかなう神姫などいようはずもない。 学ぶところなど、ありはしない。 今回ばかりは女王の見込み違いだろう。 「だが、我が女王の推挙なれば、せめて我が奥義を持って、終わりにしてやろう」 そう言うと、ランティスは両腕を軽く身体から離し、叫んだ。 「師匠、サイドボード展開! 装着、雷神甲!!」 ランティスの両腕が光に包まれる。 一瞬の後、ランティスの両腕は新たな手甲が装備されていた。 形は前のものとそう変わらない、無骨なデザイン。 その装甲の外側を青白い火花が走っている。 そして、ランティスの右手には、銀色の金属球が握られていた。 「受けるがいい……我が奥義……!」 金属球を両手で掴み、そのまま腰だめに構える。 ランティスの手甲が、青白い光を放ちはじめた。 □ 「遠野くん、君はレールガンを知っているか?」 唐突な鳴滝の問い。 戸惑いながらも俺は頷いた。 レールガンは、砲身となる二本のレールの間に、伝導体の砲弾を挟んで電流を流し、磁場を発生させて砲弾を加速、発射する武器である。 火薬を炸裂させて弾丸を発射する火器に比べ、弾丸が撃ち出される速度が高いという特徴がある。 「ランティスのあの籠手……雷神甲は強力な電力を発生する。 ランティスはあの籠手を使って、金属球をレールガンのごとく撃ち出す技を修得してる。 どの方向にも、意のままに撃てる。 破壊力は折り紙付きだ。なにしろ、重装甲で身を固めたムルメルティア・タイプを、サブアームごと破壊したほどだからな」 鳴滝の言葉に、ギャラリーがどよめく。 なるほど、塔で最強というのも合点がいった。 それほどの破壊力の飛び道具があれば、飛行タイプでも重装甲タイプでも相手にできるだろう。 これはランティスの要の技と言える。 俺は改めてディスプレイのランティスを見つめる。 雷神甲の表面に、青白い火花が走っている。 上下に合わせていた掌の間に金属球がのぞき、そこからも紫電が散っていた。 「いいのか、手の内を見せるようなことを言って」 「知っていたところで、ランティスのあれはかわせない。初速は通常の射撃武器の数倍だ。あれより速いのはレーザーくらいだろう」 不適に笑う鳴滝。 彼がそう言うなら、遠慮することもあるまい。 俺は耳にかかったワイヤレスヘッドセットを摘む。 「ティア、まだ走れるか?」 『はい、大丈夫、です』 「よし。それなら……」 俺はただ一言、指示を出す。 いつものように素直な返事が短く返ってきた。 ◆ 金属球を挟んだ両手に、電流が流れていく。 腰の位置においた両手の隙間からは、溢れ出た電流が、バチバチと音を立て放電している。 力が両手に溜まってくるのを感じる。 頃合いだ。 「くらえ、一撃必倒……」 ティアが動く様子はない。 バカにしてるのか。 だが、動いたところで、この技はかわせない。 ランティスが動いた。 大きく一歩踏み込む。 その動きに連動させて、身体の後ろから前へと、金属球を挟んだ両手をなめらかに伸ばす。 「雷迅弾! ハアアアアアァァァッ!!」 裂帛の気合い。 同時に両手が開かれ、必殺の金属球が射出された。 それはまさに雷光のごとき迅さ。 超速度の弾丸は、塔内部を一直線に駆け抜けた。 正面の壁に着弾。 そして爆発。 大音響と共に塔の壁が崩れ、爆煙が膨れ上がった。 雷迅弾の翔けた痕が地面に一直線に残り、その尋常ではない速度を物語る。 その直線上には何もない。 はずだった。 「な……! んだとぉ……っ!?」 腰を浮かせたのは鳴滝の方だった。 彼が見つめるプレイヤー用ディスプレイ。 雷迅弾の軌跡の上に影が見える。 「……なにをした……遠野!」 鳴滝は正面に座る対戦相手を見る。 そこに、表情を変えずに戦況を見つめる遠野を発見した。 ばかな。 これは奴の想定の範囲内なのか。 ランティスの正面。 雷迅弾の爆煙を背景に。 ティアは困ったような顔をして、立っていた。 後編へ> Topに戻る>
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